庭の通路に使う素材は、見た目だけでなく、施工のしやすさ、維持管理の手間、コストに大きな差があります。同じ面積でも、素材によって数倍のコスト差が生じることがあります。自分の庭の条件と優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
砂利:最もコストが低く、DIYしやすい ¶
砂利は1平方メートルあたり1,000〜3,000円程度で、素材の中で最もコストが低い選択肢です。施工はシートを敷いて砂利を撒くだけで、専門技術は不要です。ただし、歩くと音がする(防犯効果にもなる)、雑草が生えにくいが完全には防げない、砂利が散らばるという特徴があります。定期的な補充と均しが必要です。
天然石:耐久性が高く、見た目が美しい ¶
天然石(御影石、砂岩、玄昌石など)は1平方メートルあたり8,000〜25,000円程度と高価ですが、耐久性が高く、適切に施工すれば20年以上使えます。DIYでの施工は可能ですが、下地の砂を均一に敷く技術が必要です。凍結地域では、石の種類によって割れるリスクがあるため、地域の気候に合った石種を選ぶことが重要です。
ウッドデッキ:くつろぎ感があるが、維持管理が必要 ¶
ウッドデッキは天然木と人工木(樹脂木)の2種類があります。天然木は見た目が美しいですが、3〜5年ごとの塗装が必要です。人工木はメンテナンスが少ないですが、夏場に熱くなりやすい欠点があります。コストは1平方メートルあたり15,000〜40,000円程度。DIYキットも市販されており、基礎の水平を取る作業が最大のポイントです。
コンクリート:耐久性が最も高いが、施工は専門家向け ¶
コンクリートは耐久性が最も高く、維持管理の手間が少ない素材です。ただし、施工には型枠の設置、コンクリートの練り混ぜ、養生期間が必要で、DIYには技術が必要です。コストは1平方メートルあたり8,000〜15,000円程度(施工費込み)。夏場に熱くなりやすく、表面が滑りやすいため、刷毛引き仕上げにすることをおすすめします。
素材を組み合わせる ¶
ひとつの庭で複数の素材を組み合わせることも有効です。メインの通路はコンクリートや天然石で、植栽エリアの周囲は砂利で、くつろぎスペースはウッドデッキで、という組み合わせが一般的です。素材の境界には、アルミや鋼製の見切り材を使うと、素材が混ざらずに仕上がりがきれいになります。
素材が決まったら、次は照明計画です。通路に沿ってパスライトを配置するだけで、夜の庭の安全性と見た目が大きく変わります。庭照明プランニング入門のレッスンを参考にしてください。